先日、ご訪問したおばあちゃんのお話です。
お住まいは離れの2階建で、1階半分が納屋、半分が居室。
その居室の一部を改修するお話を頂きました。
その納屋には、数週間前からツバクロ(ツバメ)が巣を作り
卵を産んで温めていたのですが、天敵のカラスに襲われて
卵が不幸にも何個か被害にあったらしいのです. . . 。
それでも残った卵を一生懸命に育てている親ツバメを見て、
雛の巣立ちまで工事は待ってあげたいなーとおばあちゃん。
毎年、春にやって来て巣を作って、雛となり、巣立って行く
たくさんのツバクロ達を見届けてきたらしいです。
ツバメは昔から「縁起の良い鳥」と言われ、巣を作った家には
繁栄と幸福をもたらすと言われています。
卵は2週間程で雛となり、それから3週間くらいで巣立ちをして
やがて一人立ちしていくらしいです。
おばあちゃんの優しい気持ちと、一生懸命子育てするツバクロの
頑張りに、工事はもうしばらくお預けとすることにしました。